7月11日 その1
7月11日(月) 成田 → ローマ → フィレンツェ
忘れ物と落とし物
いよいよ、出発の日。かなり余裕をもって出る。駅に向かう途中で、機内用のジャケットを忘れたのに気がつき、父に戻ってもらった。忘れ物をするなんて私にしては珍しいことだった。鍵を開けてサンダルを脱ぎ、階段を駆け上がって自分の部屋に入ったら、ジャケットはハンガーにかかったまま。触れた形跡もなかった。まぁ、普段から夏場は、薄手のとはいえジャケットなどは決して着ないので頭になかったと言えばなかったのだが。ジャケットを掴んで再び鍵を締め、車に乗り込むとすぐに手荷物用のバッグの中へ丸めて突っ込んだ。皺になりにくいジャケットは旅にはもってこいだ。
駅に着いて荷物を下ろして父を見送り、何気なくキャリーケースを見ると、2つ付けたはずの鍵のうち、ナンバー式の鍵が付いてないのに気がついた。あれ?昨夜、確かに間違いなく鍵が付いていたのを確認したんだけどなぁ。辺りを見回しても見つからないので絶対に父の車のトランク内に落ちていると思った。仕方ない、どうせその鍵も以前、成田で買ったものだから、成田で買えばいいんだし。それにしても幸先悪いなぁ。忘れ物と落とし物と2つ続いた。
電車に乗って
スカイライナーの時間まではかなり余裕があるので、最短距離の階段を荷物を持ち上げて登らなくても済む。上野駅でやや歩く距離は長くなるけれど、ホームから改札まではエレベーターを使うようにと思い、後ろの方に乗り込んだ。長年の通学や通勤でおおよその駅の出口の場所は掴んでいるのだ。電車に乗ると、まだ6時過ぎたばかりなので平日と言え、中は空いていた。やっぱり早めに出て良かった。通勤電車のさなか、大きな荷物を持って乗り込むのはひんしゅくものだし、嫌がらせもされる。混んでいるから仕方ないのだけれど、なんだかギスギスした時代になったと思う。
30分弱で上野駅に到着。エレベーターで改札まで上がって、いざ出ようとしたら、自動改札で引っかかる。え〜!またぁ〜?今年の春もここで引っかかったのよねぇ。あの時は機械の中に定期が引き込まれちゃって、駅員さん呼んだけどなかなか来なくて焦ってしまった。今回はなるべく余計なものは持って行きたくなかったので、わざわざ切符を買って乗ったのに。料金だって間違いなく買ったのだから、問題があると言う方がおかしい。駅員さんなんか待ってられるか〜と強行突破。母に「あの改札とはホントに相性が悪いわねぇ」と笑われる。途中通路で、改札に向かう駅員さんとすれ違う。ま、あとに出る人のためにも調べてくれ〜。
地下通路を歩いて、京成線の改札へ。まだ発車時間まで余裕があるので、水を購入。ついでにキオスクで鍵を売っているか確認したけれど、上野駅では無かった。あれば買う程度のことだったので期待はしてなかったけれど、案の定ってところ。ホームの方が地下だし、エアコンも効いているのでホームで時間潰しをすることにした。ロンドンでのテロの後なので、ホームでの警戒も厳しくなっている。警備の人が何度も巡回していた。
やっと乗る予定のスカイライナーがホームに入ってきた。ドアが開くとすぐに乗り込んだ。荷物入れにキャリーケースを入れたのであとは安心。荷物入れに入れっぱなしにしても平気で居られるのは日本だけなので、気を抜いていられるのはこの車内までだ。私は成田に着いたとたんに海外モードに切り替えるし。
始発の上野駅は空いていたけれど、次の駅で大量に乗り込んできて、結局満席。まだ夏休み本番じゃぁないけれど、海外に行く人達って多いのねぇと自分達を棚に上げ母と話す。その後は周りもいくらか静かになってきたので、爆睡。
成田で
気がついたら成田まであと少しだった。殆どの人は第2ターミナルで降りていった。我々はアリタリアなのでそのまま第1まで行く(JALとのコードシェア便だったけれど機材はアリタリアだった)。今年の春に10数年ぶりに第1ターミナルへ行ったけれど、昔の面影はまるっきり無くなり、ホント、キレイになった。成田駅で一番最初に目についたキオスクで鍵を購入。やっぱりこの駅ならばどこでもあるんだなぁ。すぐに番号をセッティングして施錠。よし、これで2つの落ち度はカバー出来た。でも、もう1つなんかあったらイヤだなぁと内心思っていた。
カウンターでチケットを受取り、チェックイン手続きへ。ところが、これが予想外に時間かかった。まるで外国並み。こんなに時間かかるのは日本では珍しいことと母と話しながら待っていた。前の方にはイタリア人のパパさんと日本人のママと女の子2人の家族。子供の面倒をキチンと見るのはやっぱり外人さんだからなぁって感じ。後ろのカウンターに居た日本人家族はそんな雰囲気はサラサラなし。どちらも怒鳴るだけ。普段キチンと躾けてないんだから、こう言うときだけ繕っても無駄なんだけどねって内心思いつつ、冷めた目で見ていた。他人に迷惑をかけないようにキチンと親が子供の世話をする、公共の場所でのマナーをキチンと躾けるのが外国人であって、日本人ではそういうのは、まだまだ数少ないと思う。
やっと我々の順番になった。母は窓側がいいと言う。外が見えるようならば見て楽しめるからとの理由。私は母の隣だと真ん中になってしまうから出入りが面倒なので、通路側を希望した。別に同じ飛行機なんだだから親子して、くっついてなくてもね、って共通の意見。で、お互いの希望通り母は窓側、私は通路側となった(同じ列にしてくれました)。ローマからフィレンツェまでの便も同じアリタリアなので成田でチェックイン終了。あ〜ぁ、やっぱり同じ航空会社だと便利で楽出来るなぁと実感。今迄は日系と欧州系と違っていたので、乗換の空港でチェックインしなければならず、やや面倒だった。
予想外に時間がかかってしまったけれど、チェックインも済ませたので、両替をすることに。いくつかある窓口でも、各銀行によってレートが微妙に異なるので調査済みのところで両替。「向かい合っているのに違うのよね」って母と。今回は母が一緒なのでどちらかが途中でユーロが無くなっても頼れるけれど、それでも手数料のことなどを考えると日本である程度はしていった方がお得かな?と思い、そこそこ両替していった。大きな買い物をするとしたらカードを使えばいいことだし。高額な紙幣は現地ではお釣りに困ることが多いので、なるべくこまかく20ユーロ札を多くしてもらった。ユーロが余ったら余ったで、私がまた何処かで(多分イタリア)で使うだろうし(笑)。搭乗締め切り時間まで1時間程度だけれど、ともかくお腹が空いたので軽食を取ることにした。機内食が出るまでは暫く時間があるので、それまでは保ちそうもないからだ(苦笑)。
お金を仕舞う為に座っていたのだけれど、立ち上がった拍子に、ミニタオルが落ちた。私は気がつかなかったけれど、母がすぐに気がついて拾ってくれた。お〜!これで忘れたり、落としたり、無くしたものが3つになった。ゲンを担ぐ訳じゃないけど、なんとなくこれでスッキリした。
食事もサッサと済ませ、手荷物検査へ。それもすぐに入れたが、パスポートコントロールのところで「え〜〜!」って思うような列。窓口は全部開いてない。おまけに最初に並んだ列は途中から2列が合流している。こりゃ、別の列に並び直した方が早いと思い、とっとと別の列に移った。
中国系か韓国系の家族がいる列があったので、そこはパス。こう言っては悪いけど、彼らの後ろだと時間がかかりすぎてしまうのがいつものことだし、並んで待つにしても落ち着きは無く(過去、足を踏まれることも度々。おまけに絶対に謝らない)、マナーが最低な場合が多いからだ。強引、自分中心主義。まぁ、一部の日本人にも同じことは言えるのだが…。
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