7月14日 その3
7月14日(木) フィレンツェ
騎馬警官姿態
外に出ると、吸い込まれそうな青い空が拡がっていたけれど、同時に焼けつくような日差しにも襲われた。日向にいるとクラクラしてくるほどの暑さ。出口のあるのは南側なので日影は殆どない。ドゥオモをバックにしての記念写真もそこそこに、日影を求めて歩き始めた。サン・ジョバンニ洗礼堂とドゥオモの間は日影になっている。一瞬ホッとする。
考えることは皆同じで、日影には観光用の馬車も集まっていたし、騎馬警官も2騎いた。明るい栗毛の馬。馬好きの私としては近くに行って撫でたい衝動に駆られたけれど、グッと我慢。なんと言っても、あちらは勤務中だし。それに万が一、興奮して走り出したら周りにも迷惑をかける。耳を見ると、前向きになっていず、後や横に神経質そうに向けていた。なるべく神経に触らないように、やや離れてカメラを構えた。すると…騎乗の警官がなんやらポーズを…。でも、わざとらしく視線はこちらに向けていない。あくまでも(本人は)自然を装っているのだ。はた目から見ると、充分に「演技をしている」のだけれど(笑)。肘を張って、握りこぶしを股の上に乗せていた。悪いけど、お馬さんの方が先ね。気が向かないからと言ってアッチ向かれてしまったら、困っちゃうし…。ハイ、まっすぐ前を向いている今のうちに、パチリ!あ…、耳を見ると緊張している…。仕方ない、モデルじゃないんだし。んで、警官は…と言うと、まだポーズ中。ハイハイ、写しますからね、と1枚。
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| 青空の下のドゥオモ | 勤務中の馬 | ポーズを取っている警官 |
カルツァイウォーリ通りを進んだ。この道を行けば、イヤでもシニョーリア広場に出るからだ。途中、またもや母が覗いてみたいと言っていたキッチングッズのお店にも寄った。思ったよりも小さな店。「Saldi(セール)」の貼り紙。中にはゴチャゴチャと地元のお客さんがいたし、店の中に雑誌に載っていたグッズがあるかもしれないと入ってみた。う〜〜ん…。イマイチ〜。イヤ、「イマニ」くらいかな。思ったよりも気の利いたデザインが少なかったのだ。早々に店を出た。
道を歩きながら、ジェラートを食べている人がかなりいた。アチコチで売っている。でも、ここでちょっと我慢して美味しいお店へと向かう。去年(2004年)に地元に住んでいるKさんに連れてきてもらった店へ。「あ〜!ここ、ここ!」と言いながら、中へ入る。ラッキーなことにまた誰も居ない。母はバニラと抹茶。イタリアで抹茶だなんてどんな味だろうという興味があったらしい。結果は思ったよりもスッキリ、サッパリとした味に出来ていた。私はマンゴーとクリームキャラメルとリゾ(お米)の3種盛合せ。相変わらず欲張りなのだ(笑)。日本でも銀座のお米ギャラリーで売っているのを見て興味は持っていたけれど、試したことが無かったのでイタリアでチャレンジすることに。味はサッパリ系で、中にお米のツブツブ。マンゴーとクリームキャラメルがかなり濃厚なので、サッパリで救われた感じ。このお店はよく雑誌にも載っているので、お店の人も写真通りの人がいた。声をかけて、ショーケースと店員さんを写してきた。
一息ついたので、またもや元気に…。途中、ちょっと回り道をして郵便局へ寄った。イタリア語教室の宿題(イタリア語でハガキを書いて出すこと)と友人達へのハガキ出さなければならないのだ。「地○の歩き方」には青いポストがあって、それは国際郵便用と書いてあったので、それを信じて探しながら持ち歩いていたのだけれど、結局見つからなかったのだ。だから郵便局に行って出してくれば間違いないので寄ることにしたのだ。
入口には赤いポストがズラリ。中の窓口で出すのかなぁと思って入ると、う〜ん、ハガキを出す程度の窓口は見当たらない。キョロキョロしながら、また外に出かかったのだけれど、守衛のおじさんに聞いてみた。すると「赤いポストの右側の投函口だ」とのこと。なんだよ〜!赤いポストでよかったのだったら、ホテルのそばにもあったのに…。「ったく!もっとキチンと調べてよね、編集部!紛らわしいこと書くんじゃない!」ってまたもや文句を言いたくなった。投函してカルツァイウォーリ通りにまた戻った。
カルツァイウォーリ通りはメインの道でもあるし、シニョーリア広場が近いこともあって、人通りが多い。そんな中、カポカポと馬の蹄の音が聞こえてきた。見ると白馬に乗った王子様じゃなくてカラビニエーレ(警官)達。あ、こっちの方が乗っている人達もカッコイイ(^^)。片方はとっても若いお兄ちゃんって感じ。こっちの2人はわざとらしくなくていいんだけど…。もう1人キレイなお姉さんに向かって満面の笑み。あの〜!鼻の下伸びきってますよ〜!ったく、イタリア男はだから…って言われちゃうんだよなぁ。また、その瞬間をたまたまとは言え、写してしまった私も私だけど…。
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| カルツァイウォーリ通り | 白馬に乗った騎馬警官 | ヴェッキオ宮殿 |
炎天下のシニョーリア広場
シニョーリア広場に着いたのは12時頃。でも、朝食が遅かったし、さっきも濃厚なアイスを食べたので空腹感はそれほど無し。ヴェッキオ宮殿を見てからにしようと母と話がまとまった。それにしても暑い…。お昼なので太陽はほぼ真上にある。日影はホンの一部だけ。
広場の一部、ネプチューンの泉からダビデ像の前辺りは、一部足場が組んであって、なんやら資材が置いてあったので狭くなっていた。ジプシーもウロウロしているので、身の回りには気をつけねば。母は「物ごいなんかしているくせに、コロコロ太っていて!」って憤慨している。母の定義としては「物ごい=痩せっぽち」でないと許せないらしい(笑)。残念ながら資材が置かれているので、サヴォナローラの火刑跡のプレートは見れなかった。それにしても…この資材はなんのだろう?もしかして1週間前の夜に広場で行われたコンサートの後片づけ?その可能性もないとは言えない。理由は「イタリアだから!」ってことで納得(?)。
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| ネプチューンの泉 | ホロフェルネスを斬首するユーディト | サビーニ女の略奪 |
前回2004年の2月の時は、ヴェッキオ宮殿が修復中で、ダビデ像の周りは足場が組んであった。今回、宮殿は修復中ではなかったけど、代わりにロッジアが修復中だった。ネプチューンの泉の水を見ていると、冷たそうで、気持ちよさそうで、一瞬飛び込みたくなる衝動を覚えたくらい(笑)。ちょっと代わりに私がそこに立つから退いてちょうだいって言いたくなるくらいだ(笑)。そのくらい暑かったのだ。ちょうど狭められた通路状の部分は3mくらいの幅しかなく、人々が押し合いへし合いしながら通っている。ヴェッキオ宮殿の陰になってきているので、直射日光は避けられたけど、それでも人が密集しているから暑い。それに、何と言っても気が抜けない。彫刻の写真を写すのも母と交代交代で、お互いのバッグを監視しあって写した。今回の旅行中で一番気を使ったのはこの広場の人混みの中だけ。あとは格別にせずに、普通にしていれば充分だった。外にあるダビデのコピーはやっぱり色がくすんでいた。仕方ないと言えば仕方ない。それに私が2日前に見たのは化粧直しが済んだばかりのダビデだったのだし。貴重な文化財だからオリジナルは美術館で展示し、コピーを外へというのは判るけれど、やっぱり外にあるダビデは伸び伸びしている感じに見えた。美術館では結果的には隠し撮り状態だったけれど、ここでは堂々と写せた。
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| ヴェッキオ宮殿前のダビデ(コピー) | ダビデの右手 | ダビデの横顔 |
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