7月15日 その5
7月15日(金) フィレンツェ → ヴェネツィア
サン・マルコ広場へ
暑さに弱い私達親子、ホテルでクーラーのスイッチを入れて、暫し休憩。それにしても、無事にヴェネツィアまで着いて良かった。フィレンツェの駅では走った。でも、遅れずに乗れた。水上バス(バポレット)はショーペロ(=ストライキ)で止まっていた。でも、水上タクシーで、それも思いがけなくワリカンでサン・マルコ広場まで来れたし…。終わり良ければ全て良し!多少の問題は、良い想い出になる??
30分ほど休んだので、出かけることにした。まだまだ外は暑いだろうけれど、部屋に居るのは勿体ない。まずはサン・マルコ広場へと向かった。最初にホテルを探しながら通った道を(逆に)通ってもいいのだけれど、別の小路に入ってみた。変なところに出てしまったら、また戻ればいいのだし、もしかしたら近道が見つかるかもしれない。そこも同じく人がやっとすれ違えるほどの幅。通り抜けたら、サン・マルコ寺院の脇、レオーニ小広場だった。な〜んだ、こっちの方が人通りが少なくて(狭いから当たり前だが)楽じゃないの。なんだか得した気分(笑)。
まずは…腹ごしらえ!喉も渇いたし、お腹も空いた。折しも時刻はティータイム。サン・マルコ広場には有名なカフェが向かい合っている。カフェ・クワドリとカフェ・フローリアン。クワドリはカーニバルの時に仮装したままお茶したけれど、フローリアンは未経験。今回は両方のカフェを滞在中に訪れる予定でいた。建物の中もいいけれど、やっぱり広場のテーブルが一番。どちらも生演奏(有料。飲食代と一緒に請求されます。)も聴けるし、サン・マルコ寺院もじっくりと眺められる。唯一の問題は鳩。夏場は特に多いみたい。羽根も舞うし、建物側の端っこに座ると『フン害』に遭う場合も!
優雅に(?)ティータイム
さて、どちらに入るかというと…それは季節と時間帯に因って決まってくる。時間によって日向と日影が入れ替わるからだ。夏場は当然日影を好む(ただし日焼けをしたいという殊勝な人はその逆をどうぞ!)。冬場は日向でヌクヌク。夏場の午後に日影になるのは、カフェ・クワドリ。反対側のカフェ・フローリアン側のテーブルには誰1人として外には座っていない。最初はお店の中に入るかどうか悩んだ。で、母とお店の中にちょっとだけ入って雰囲気を見せてからどちらにするか聞いた。お店の中は装飾がとても素敵なのだ。でも、せっかく気持ちのいい天気なのだから、外に行くことにした。外に出るときにケーキがケースに入っているのが目についた。フム…ちょっと見て行ってオーダーする時に役立てよう。日本と違って写真付きのメニューではないからだ。文字だけではなかなか想像出来ない。
外のテーブルにつくと、カメリエーレ(ウエイター)がすぐにメニューを持ってきてくれた。何にするか聞くと、母はすでに目をつけていたケーキがあった。松の実が沢山乗っているケーキがあったのだ。メニューを見るとケーキの名前の下に、ちょっとした説明が書いてあるのだ。あった、あった、これだ〜!松の実って書いてある。そのケーキの名前は「ドージェ(=総督)のタルト」。いかにもヴェネツィアらしいネーミング。で、私は大好きなリンゴのタルト。飲み物は勿論カプチーノ!
オーダーして間もなく運ばれてきた。お皿にも、プレート(お盆)の上に敷いてあるペーパーにも勿論お店の名前入り。シンプルな白い器に緑と黄緑のライン。食べ物を引き立てる器だ。まずは食べる前に写真撮影。それにしても松の実ビッシリと乗っているわね〜!お互いに少しずつ味見をしあう。どっちも美味しい〜!カプチーノはここもラテ・アート無し。やっぱり出来るのは特殊なのかしら?でも、クリーミーで美味しい。お喋りをしながら広場を見回し、サン・マルコ寺院を眺めたり、通る人たちを見たり、演奏されている音楽を聴きながらマッタリとしたり…。なんて贅沢なティータイム。おまけにドルチェ(=デサート)は美味しいときている。も〜言うこと無し。更に贅沢を言わせてもらえば「鳩を減らして〜!」だけ。
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| 松の実が乗ったドージェのタルト | アップルタルト。お皿に店の名前入り | カプチーノ |
1時間くらいは、居ただろうか?ツアーのように時間が限られているわけでもないから出来ることだった。この時間、クワドリでお茶していた日本人は我々だけ。通る日本人観光客は慌ただしく買い物に走り回っていた。なんとも勿体ないこと!
リアルト橋へ
まったりとして過ごすのもいいけれど、エネルギーも補給したことだし、そろそろ動き出すことにした。まずはリアルト橋へ向かった。本来ならば水上バス(バポレット)でリアルト橋の下をくぐってサン・マルコ広場へ向かう予定だったのだけれども、水上タクシーで向かったので、別のルートを通ったため見ることが叶わなかったのだ。時計塔の下からメルチェリエ通りを行く。ここは広場とリアルト橋を行き交う人々が沢山歩いている。地図を見なくても人の後について、なんとなく歩いていけば辿り着くことが出来る。万が一迷ったら、ちょっと視線を上に向ければ、サン・マルコ広場やリアルト橋へ向かう矢印が書いてあるので、その通りに歩けば良いのだし。ブランドショップがあったり、ヴェネチアン・ガラスのお店やお土産やなど、ウィンドーを眺めながら歩くのも楽しい。
リアルト橋到着。路地からそのまま繋がっているので、何気なく階段を上がり始めたらすでに橋に登っていることになる。両側にはお店がズラリと並んでいる。この橋はちょっと変わっている造りだと私は思う。橋の中央の階段の両側にはお店が並んでいるのだけれど、そのお店の外側(いわばお店の裏側)も歩けるようになっていて、そこに欄干があるのだ。つまり、リアルト橋を輪切りにして表現すると、欄干、階段、お店、階段、お店、階段、欄干と言う感じになる。橋の頂上でそれらは1つに繋がっているので、そこからは好きなところを選んで降りることが出来る。私を含めて、『リアルト橋からの眺め』の写真はこの外階段からしか写せないのである。リアルト橋の下流側を眺めると欄干の下に彫刻がある。『受胎告知』のシーンだそうで、右にマリア、左に大天使ガブリエル。反対側にも彫刻はあるけれど、勉強不足のため、聖人の彫刻(?)程度しか判らない。
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| リアルト橋からの眺め | リアルト橋 | 大天使ガブリエル |
余談だが、リアルト橋(ポンテ・ディ・リアルト)はアントニオ・ダ・ポンテによって架け替えられた。ポンテとはイタリア語で『橋』という意味なので、『橋さんが橋を架けた』と言うことになる。ちなみにこの橋もコンテストでデザインが決まったとか。イタリア人はコンテスト好きというか?でも、そのお蔭で最高のものを手に入れられるのだろう。
橋でウィンドーショッピングを楽しんだので、またサン・マルコ広場へ戻ることにした。所々、来るときとは違う小路に入り込んでみたけれども、いつの間にか道はサン・マルコ広場の方へと繋がっていた。
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